はじめに

「こだま登山部」は

少人数で正しく山歩きを楽しむ登山講習会で、30~60歳代の方が中心です。

皆さまのレベルによって、①初級者登山講習会、②百名山を目指す、③奥穂高を目指すステップアップ、④ロングトレッキング、⑤テント泊縦走などのコースの中から希望のコースを自由に選んでいただきます。

毎月開催のオンライン講習会や、山行を通じて、登山計画、山の装備、歩き方、下り方を学び、実践しています。

只今の部員数は、240人(2021年5月16日現在)ですが、一回でも参加すると部員となり、部員番号が登録されます。

さて、登山のスキルアップの秘訣は、何回、山に行くかだと思います。いわゆる登山経験です。とにかく、山に行くことです。山の経験を有意なものし、より多く学ぶためには、しかるべき登山ガイドと数多くの山に行くことが最良の方法だと思います。

こだま登山部の、企画は全て登山ガイド同行プランで、公益社団法人日本山岳ガイド協会所属の登山ガイド(児玉やすし・東京山岳ガイド協会所属)が同行します。

また、出発日一覧表に掲載の山歩きコースは体力別にコースのレベルを2~4にわかれています。

体力に自信のない方は、レベル「2」のコースを選んで参加してください。そして、「3」のコースに参加したくなったら、同行ガイドに相談してください。同行ガイドが〇〇さんは、「3」でも大丈夫ですよ、となれば、「3」のコースにご参加いただけます。最近、あまり山歩きをしていない方で、久しぶりという方は、足の筋力が弱っているかもしれません、また、バランス感覚が鈍っているかもしれません。「2」のコースに参加して、様子をみるなどの余裕がほしいと思います。山は逃げませんので、ウォーミングアップ登山から再開しましょう。毎月2回が目安です。

登山の下りが苦手な方、下りに時間がかかるのよねー、という方は「3」のコースには参加できません。「2」のコースでは山の歩き方、下り方のコツ、練習方法などもレクチャーしますので、「2」で技術や体力を向上させ、「3」のコースを目指しましょう。

「2~4」のレベル分けについては、歩行ペース、気候条件、日照時間の長短などをまとめ、総合的に考えた結果です。「2」でも楽でないコースが含まれています。

レベル2

 土日の場合 体力はないけれど、もう少し山登りの不安を減らしたい。見よう見まねで山登りを始めたけれど、しっかり学んでみたいという方向けのコースです。東京周辺の低山を歩きながら、毎月1回登山をし、夏には富士山など山小屋泊のコースを目指します。このコースも休むと続かなくなりますし、トレーニングもしないで、富士山を目指すなど無茶なことだと思います。しっかり準備しようという方向けの講習会です。山にある程度慣れてきたら、東京周辺のいろいろな山があることがわかってくると思います。アルプスや八ヶ岳とう大きな山ではありませんが、富士山の好展望の山や、都県境に続く尾根をつなげて歩いたり、いろいろな山の魅力や楽しみ方を発見しましょう。 コロナ禍で2021年はあまり講習会ができておりません。本当は、しっかり準備していきたいところです。2021年10月から本格始動が良いかもしれません。

 平日の場合 歩行時間も短く、登る標高も少ない計画。山歩きがはじめて、あるいは、最近まったく山登りをいなかった方向けのコースです。毎月すこしづつ山登りに慣れて経験を積み重ねると同時に体力の衰えも防ぎます。休むと、体力はもとに戻ってしまいます。あるいは、もっと体力がなくなってしまいます。山を歩いていない方は、太ももの筋肉が少ないため、ちょっと登りが続くと足がつったりしてきます。山中での足つり予防には、階段歩きが効果的です。山に行かない日は、家の中でも構いませんので、階段歩きを継続しましょう。あとはバランスを磨きましょう。片足立ちが有効です。

レベル3

 土日の場合 山登りの回数が増えると、自分がガイドブックなどに掲載されているコースタイムで歩けるかどうかが、わかってくるでしょう。少し自信がついてきた状況だと思います。レベル3のコースは、距離も標高差もたっぷりあるコースがほとんどです。山の下りに慣れてきたら、ぜひ、挑戦してみましょう。また、長く山を歩くロングトレッキングへもご参加ください。コースタイムも目安ですが、実際に歩いた他の部員に聞くのがわかりやすいと思います。ガイドがお勧めするコースももありますので、何でも質問してください。いよいよ大きな山への準備となります。体力、持久力、バランス、荷物の重さに負けないようにあるくコツ、総合的な山登りの要素がつぎつぎ出てきますので、ひとつひとつクリアして準備しましょう。天候判断やメンバーの様子などにも気を使える余裕が出てくるとよいですね。

レベル4以上 

 テント泊や避難小屋泊のコース このコースに参加するためには、ロングトレッキングに数多く参加し、重い荷物を背負って、長い時間をあるき通すことができる力が必要になります。ロングトレッキング中にリュックを少し重めで参加すると良いと思います。(2リットルコーラを背負ってくるのもいいでしょう。)※なお、これらのコースが歩けたからベテランというわけではありませんので、注意してください。あくまでも、慎重に計画をたて、山のリスクをたくさん想定し、それをさける準備をして、心配な場合には、同行者を求め、あるいは講習会に参加するなどして、安全な山登りを目指して、山歩きを楽しみましょう。無理は禁物です。

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