テント泊縦走を目指して

固定テント泊もいいけれど、どうせなら、避難小屋泊やテント泊縦走をしてみたい。そういう方のための入門アドバイスです。憧れだけでは山は登れず、しっかり準備して、他の人に迷惑をかけることがないようにしましょう。歩くのは自分です。

①実際の荷物の重さを図ってみましょう。

内容物:寝袋、マット、水4リットル(行動食と予備の食料用の水の総重量で大体3~4キロと仮定)、着替え一組(Tシャツ予備、下着、靴下、タオルを含む)、防寒着(フリースとダウン、毛糸の帽子、毛糸の手袋)、雨具上下、ロングスパッツ、雨用手袋、トイレットペーパー、雨用帽子、レインカバー、ストック(ダブル)、ヘッドライト(予備電池)、食器(スープボール2が望ましい。お茶兼用)、スプーン、カメラ、GPSつきスマートフォン(GPSアプリを入れて現在位置の標高がわかるようにしておくこと)

② ザック込みで、何キロになったか、教えて下さい。

ザック込みで、何キロになったか、教えて下さい。プラス2kgで、屋久島の実際は歩くことになります。(プラス2kgは共同装備のテントなとと共同食料などです。)

③その荷物を背負って、日帰りでも良いので、どこか近場の山を歩いてください。

登山部企画に参加するときがあれば、そのときに予行演習しましょう。登山部中であれば、その場で、いろいろアドバイスができると思います。

④ヤマレコでコースタイムの係数を出してみてください。コースタイムどおりで歩けたかどうかを、教えて下さい。

日帰りに行ってみて、現場で危機感を感じたら、水を少し減らしてみましょう。これなら、コースタイム通りで長く歩けるという重さが見えてくると思います。意気消沈しないでください。それが現状把握ということです。現状以上の負荷をかけて、苦しい思いをするのは、自分なので、当日後悔しないためにも、ここでしっかり現状把握をしておきましょう。山は逃げません。焦ることもありません。

※テント泊縦走とは、テントなどの装備を背負って山を縦走することです。当たり前ですが、途中で引き返したら、縦走にはなりません。そのため、計画や縦走目的の山やコースによっては、「ゆっくり歩けば大丈夫です。」が通用しないことがあります。体力づくりや筋力トレーニング、ヨガなど、できる準備は、しっかり準備して望みたいと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。 ※写真は八十里越 2020年10月に予定。

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